「ついつい、おもちゃを買いすぎてしまう」
「子どもの教育によくないのではないか?」
際限なく増えていくおもちゃの数に、こんな悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
おもちゃの買いすぎは、子どもの好奇心や創造力、集中力を奪ってしまう危険性があります。
この記事では、おもちゃの買いすぎによる悪影響について解説します。
- おもちゃの買いすぎによる悪影響
- 適正なおもちゃの量や購入頻度
- おもちゃの買いすぎを防ぐ方法
おもちゃの買いすぎによる悪影響
子どもにとっておもちゃはとても魅力的で、うまく使えば知育に役立ちますが、買い与えすぎることで悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
- 集中力や注意力が散漫になる
- 叢雨力や感受性が育たない
- おもちゃがないと遊べなくなる
- 片付けられなくなる
- ものを大切にしなくなる
- ありがたみがなくなる
集中力や注意力が散漫になる
おもちゃの数が多すぎることで、集中力や注意力が散漫になり、遊びの質が低くなる可能性があります。
また、たくさんのおもちゃがあることで、一つのおもちゃで遊ぶ集中力や、創造力も育ちにくくなる可能性があります。
アメリカのトレド大学の研究チームが行った実験によると、「おもちゃの数が少ない方が、集中力や遊びの質が高くなる」という結果が出ました。
「4個のおもちゃ、もしくは16個のおもちゃを与え、一人で遊ばせる」という実験で、4個のおもちゃで遊ぶ子どもの方が以下の傾向が見られることがわかりました。
- 集中して遊ぶ(1個のおもちゃで長く遊ぶ)
- 遊びの質が高くなる(創造的に、いろいろな遊び方をする)
参考:https://nazology.net/archives/895
創造力や感受性が育たない
おもちゃの数が多すぎると、創造力や感受性といった「非認知能力」が育ちにくくなる可能性もあります。
非認知能力とは、偏差値やIQのように、数値で測ることのできない能力のことです。例えば、創造力や好奇心、コミュニケーション力といった力です。
- 創造力
- 好奇心
- コミュニケーション力
- 忍耐力
- 意欲
- 責任感
- 思いやり
- 協調性
- 自己肯定感
挙げればキリがありませんが、こうした能力が育ちにくくなる可能性があります。
例えば、こんなことが考えられます。
- 欲しいといえば何でも買ってもらえる → 忍耐力が育たない
- 不足しているものがないので工夫して遊ばない → 創造力が育たない
おもちゃがすべてだめと言っているわけではありませんが、過度に与えすぎるのは危険です。
なお、非認知能力を育てるには、以下のような行動が効果的と言われています。
- 外遊び
- ごっこ遊び
- 絵本の読み聞かせ
- 工作
- 積み木
おもちゃの数を減らし、こうした遊びや行動を増やせる環境を作ってあげてみてはいかがでしょうか。
おもちゃがないと遊べなくなる
色々な種類のおもちゃが沢山あれば「好奇心が育つ」と思うかもしれません。ですが、これは間違っています。
「おもちゃを買ってもらう」「新しいおもちゃが手に入る」というのは子どもにとって刺激的なできごとです。
おもちゃを買ってもらうことが当たり前になってしまうと、他のことでは刺激が得られず、かえって物事への好奇心を失ってしまう可能性があります。
また、先述した実験にもあった通り、おもちゃが多いと創造力も育ちにくくなります。その結果、「おもちゃがないと遊べない」状態になってしまう危険性もあります。
片付けられなくなる
子どもにとって、遊んだものを整理して片付けるのは、大人が思う以上に難しいものです。おもちゃの数が多ければ多いほど、片付けの難易度は上がります。
そうすると、片付けることが苦手な子どもになってしまう可能性があります。
こどもが自分で片付けられない量のおもちゃは、その子にとって「多すぎる」と考えてよいでしょう。
ものを大切にしなくなる
なんでも買ってもらえるので、「ものを大切にしなくなる」のは当然のことと考えられます。
おもちゃが壊れても「まあまた買ってもらえばいいか」という思考になりやすくなります。
ありがたみがなくなる
日常的におもちゃを買ってもらっていると、プレゼントをもらったときや、祖父母からおもちゃを買ってもらったときなど、特別なときにありがたみを感じられなくなってしまいます。
適正なおもちゃの量や購入頻度はどのくらい?
では、適正なおもちゃの量や購入頻度はどのくらいなのでしょうか?
適正なおもちゃの量
おもちゃの量は、未就学児でダンボール2~3箱、小学生でダンボール4箱程度が適量といわれています。
先述の通り、「片付けられるか」どうかも目安にするとよいでしょう。
おもちゃの購入頻度
一般的には、お祝い事(誕生日、クリスマス)+αで、年3~4回程度が一般的なようです。
子どもに関わる大人の数によっても変わりますが、祖父母からもらえるなどの場合は回数を減らしてもいいかもしれません。
いずれにしても、毎月や毎週買い与えている場合は、少し頻度を見直したほうがよいかもしれません。
おもちゃの買いすぎを防ぐ方法
ここからは、おもちゃの買いすぎを防ぐ方法について紹介します。
ルールを決める
まずは、買うときのルールを決めるようにしましょう。
ルールは家庭によって異なってきますが、例えば以下のようなルールが考えられます。
- 年間の購入回数
- 新しいものを買ったら古いものを処分
- おもちゃ以外ならOK
「おもちゃの購入は誕生日とクリスマスだけにする」や「新しいものを1つ買ったら古いものを1つ処分する」など、おもちゃ購入に関するルールを子どもと共有しましょう。
また、絵本や折り紙など、おもちゃ以外はOKというルールをつくってもいいかもしれません。
自分で片付ける
おもちゃの適量は、「自分で片付けることができる」かどうかも一つの目安となります。
そのため、「片付けられなければ処分する、購入しない」などのルールを子どもと共有しておくのもいいでしょう。
まずは、身の回りのものを整理整頓し、子ども自身が、どのおもちゃがどこにあるかを把握できるようにしておくといいでしょう。
サブスクを利用する
おもちゃのサブスクを利用するのも効果的です。
おもちゃのサブスクは、年齢や発達段階に合わせたおもちゃを、定期的に送ってくれるおもちゃのレンタルサービスです。
レンタルなので、新しいおもちゃが送られてきたら古いおもちゃは返却します。
サブスクと、お祝いごとでの購入を組み合わせることで、子どもの満足感を保ちつつ、買い過ぎや増え過ぎを防止することもできます。
おもちゃのサブスク・レンタルサービス比較表
対象 | 価格 | 点数 | おすすめ | |
トイサブ! | 0~5歳 | 3,674円(初月半額) | 5~6点 | 多くの人が使っているサービスを使いたい |
Cha Cha Cha | 0~6歳 | 3,630円(初月1円) | 6~7点 | なるべく安く初めてみたい |
And TOYBOX | 0~4歳 | 3,278円(初月30%オフ) | 4~6点 | 保育士経験がある人から提案してもらいたい |
イクプル | 0~4歳 | 2,490円 | 3点 | 月々の支払額を抑えたい |
おもちゃのレンタルサービスについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、おもちゃの買いすぎによる子どもへの悪影響について解説しました。
おもちゃの買いすぎを防ぐには、購入時のルールを決めたり、サブスクを利用するのが効果的です。
ついついおもちゃを買い与えすぎてしまう人は、参考にしてみてください。
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