劇団員へのパワハラ疑惑が浮上している映画監督の上西雄大監督。
上西雄大監督の生い立ちや、映画監督にいたるまでの経歴、家族構成や結婚歴を調査してみました。
映画のような生い立ち
映画「ひとくず」について
2020年に公開された上西雄大監督の映画「ひとくず」。国内外で高い評価を得た作品です。
監督自身が主演を努め、数々の賞を受賞しました。

- 2019年 ニース国際映画祭(フランス)主演男優賞受賞(上西雄大)助演女優賞(古川藍)
- 2019年 熱海国際映画祭 最優秀監督賞(上西雄大)、最優秀俳優賞(小南希良梨)
- 2019年 マドリード国際映画祭(スペイン)最優秀助演女優賞(古川藍、徳竹未夏)
- 2019年 賢島映画祭 特別賞受賞 主演女優賞(小南希良梨)
- 2019年 ミラノ国際映画祭 ベストフィルム(グランプリ)主演男優賞(上西雄大)
生まれてからずっと虐待の日々が続く少女・鞠。食べる物もなく、電気もガスも止められている家に置き去りにされた鞠のもとへ、犯罪を重ねる破綻者の男・金田が空巣に入る。幼い頃に虐待を受けていた金田は、鞠の姿に、自分を重ね、社会からは外れた方法で彼女を救おうと動き出す。そして、鞠の母である凜の恋人から鞠が虐待を受けていることを知る。
虐待されつつも母親を愛する鞠。
鞠が虐待されていると確信した担任教諭は、児童相談所職員を連れてやって来るが、鞠は母の元を離れようとせず、保護する事ができずにいた。金田は鞠を掬うため虐待をする凜の恋人を殺してしまう。凜に力ずくで、母親にさせようとする金田。
しかし、凜もまた、虐待の過去を持ち、子供の愛し方が分からないでいた。
そんな3人が不器用ながらも共に暮らし、「家族」の暖かさを感じ本物の「家族」へと近付いていく、、、。
「ひとくず」公式サイトより
「ひとくず」は児童虐待を扱っている作品で、上西監督が、児童相談所の医師、楠部知子先生から虐待の実態を耳にしたことから作品作りが始まったそうです。
なんと、その日のうちに脚本をかきあげたようです。
上西監督自身も、幼少期に壮絶な生い立ちを経験しており、そのことも作品に影響があるようです。
上西監督の生い立ち
上西監督は1964年に大阪府で生まれます。
しかし、なんと3歳まで戸籍がなかったというのです!
上西監督の母親は、妊娠が発覚しましたが、父親から中絶するように言われました。
しかし、母親は、実家に帰省して上西監督を出産しました。
その後、上西監督が3歳になるまでの3年間、父親は上西監督の存在を認めず、戸籍に入れてもらえなかったようです。
父親の母親への家庭内暴力もあり、まさに「ひとくず」で描かれているような家庭環境で幼少期を過ごしていたようです。
父は毎日のように、母に手を上げていました。父が僕に手を上げることはなかったものの、母へ暴力を振るう父に対し僕は殺意と呼べるほどの感情を抱いていましたし、それを止めさせようと子どもながらに父と戦うのが日常と化していました。
chinemarche インタビューより
そんな家庭環境でしたが、祖母にはとても可愛がられていたようで、ほとんど祖母に預けられて育ったようです。
母方の祖母は、そんな僕の指を見て、泣きながらオロナインを塗ってくれたんですよね。当時の僕に対する祖母の愛情は本当に深く、「自分自身のことを置いて、何よりもこの子のことをしてやりたい」という優しさだったんです。
chinemarche インタビューより
その時に、祖母に映画館に連れて行ってもらったことがきっかけとなって、映画の世界にのめり込むようになっていったようですね。
映画の最初に「テンアンツ」のロゴが出ますけど、ロゴの前に映っているおばあちゃんが僕の祖母です。僕が映画を撮るようになったのは、祖母のおかげなんです。
サイゾー インタビューより
映画作品の劇団ロゴに映っているのが、上西監督の祖母その人だったとは驚きです。それだき、祖母の影響が大きかったのですね。
そして、ご本人曰く、「生きるすべは映画から学んだ」と言うほど、映画にのめりこんで行ったそうです。

上西監督は韓国人?
ネット上では、上西監督が韓国人?という噂も上がっているようですが、大阪市・十三の出身のようです。
インタビューなどでは、幼少期の頃の話を語られていましたが、ご両親の国籍については触れられていませんでした。
祖母も同居していることから、少なくとも母親・祖母は日本人なのではないかと思われます。
また、父親が焼肉店を経営しており、上西監督ご自身も焼肉店を経営していたという過去から、「韓国」というイメージがついているのかもしれません。
僕の父親は焼肉店で財を成し、それから不動産にも手を出すようになりました。父がやっていた店は大きかったんですが、父が亡くなった際に弟と妹と相談して処分したんです。その後、新しい焼肉店を始めました。
サイゾー インタビューより
家族や結婚歴は?
上西監督の家族構成や結婚に関するエピソードや情報をさがしてみましたが、結婚歴に該当する情報はみつけることができませんでした。
上記のサイゾーの記事からもわかるように、弟さんと妹さんがいらっしゃるようです。
結婚歴については情報がありませんでしたので、独身なのではないでしょうか。
若い頃から、焼肉店経営、40歳を過ぎてから俳優・映画監督への転身という経歴の持ち主ですので、独身で突き進んできたのではないでしょうか。
上西雄大の経歴
上西雄大監督は、「遅咲きの映画監督」と言われており、俳優・映画監督としてはかなり異例の経歴を持っています。

- 2012年 劇団テンアンツを発足→芸能プロダクション10ANTSへ
- 2013年 定期公演開始
- 2016年 映画製作を開始
- 2017年 「ひとくず」が劇場公開
- 2019年 10ANTSがプロダクションから映画製作会社へ
- 2020年 映像劇団テンアンツに改名
- 2021年 映画「ねばぎば新世界」全国ロードショー
上西監督は1964年生まれですので、なんと、劇団を立ち上げたのは、48歳のときなのですね。
そして、映画製作を開始したのは52歳になってから!本当に遅咲きです。
テンアンツの公式サイトでは、2012年劇団立ち上げ以降の経歴しか掲載されていませんが、それ以前も舞台脚本を書いたり、舞台俳優をしたりすることはあったようです。
僕の俳優デビューは遅いんです。40歳を過ぎてからです。以前はグルメ系のライターをしていたんですが、妙なことから芸能プロダクションの社長を引き受けることになり、小さな舞台の脚本を書いたんです。
サイゾー インタビューより
演劇経験のなかった上西監督は、関西芸術座出身の俳優・芝本正さんと小西由貴さんに弟子入りしたそうです。
40歳を過ぎてから、新しいことに挑戦するために弟子入りするとは、すごい情熱ですよね。
まとめ:上西雄大は韓国人?経歴や家族構成・結婚歴を調査!生い立ちが壮絶すぎる…!
いかがでしたでしょうか。
今回は、上西雄大監督の経歴や生い立ち・家族構成・結婚歴などを調査してみました。
壮絶な生い立ち、異例の経歴の持ち主であることがわかりました。