カタールワールドカップの審判として、史上初の女性主審に選ばれた山下良美さん!
すばらしい快挙ですね!
今回は、山下良美審判が、どのような経歴をもっているのかをwiki風経歴としてまとめてみました。
山下良美さんのwiki風経歴
幼少期~中学・高校時代
史上初のW杯女性審判として選ばれた山下良美さん!

山下さんはどのような生い立ちだったのでしょう。
1986年2月20日生まれ、東京都の中野区出身です。(2022年5月現在36歳)
幼少の頃から地元のサッカースクールでサッカーに親しんでいたようです。
4歳の頃、兄がサッカーをしている姿を見て楽しそうだと思いボールを蹴り始めたのがきっかけです。そこで出会ったコーチがサッカーを好きにさせてくれて、中学3年まで続けました。
JFAインタビュー
なんと、4歳の頃からサッカーをしていたのですね。サッカースクールに所属していたため、中学では部活動はやっていなかったようです。
出身高校は、東京都立西高。高校3年間は、なんとバスケットボール部に所属していたそうです。スポーツできる人はなんでもできるのですね(笑)

高校では部活というものを経験したくてバスケットボール部に入ってサッカーから離れたんですが、逆にその3年間でサッカーに対する思いが募り、大学でサッカーを再開しました。
JFAインタビュー
一度離れたからこそ、サッカーへの愛情が再燃!やはり「大好き」なものからはそう簡単には離れられないのですね^^
大学時代~審判との出会い~
大学は東京学芸大学です。サッカーに対する思いが再燃して、大学ではサッカー部に所属していたようです。
ポジションはディフェンダーがメインだったようです。
そして、大学卒業時に転機が訪れます!!!
大学を卒業する時に、先輩だった坊薗真琴さんから半ば強引に勧められ(笑)、一度やってみようと思い始めました。正直に言って、当時は審判員のことは全く考えていなかったですし、実際に勧められても最初は興味がわかなかったです。
JFAインタビュー
まさか、無理やり!体育会系のノリだったとは!!!
大学卒業後は、段々と審判への興味が湧いてきて、社会人チームでプレイヤーを続けながら、審判員資格の取得をしたそうです。

はじめは興味がなかったことでも、なんでも見てみる、触れてみることで次第に興味がわいてくる、人生は本当になにがあるかわかりませんね!
審判員としての経歴
こうして審判としての道を歩み始めた山下良美さんの経歴をまとめてみました。

- 2011年(25歳) なでしこリーグで初副審
- 2012年(26歳) 女子1級審判員資格取得
- 2013年(27歳) なでしこリーグで初主審
- 2015年(29歳) 国際サッカー連盟(FIFA)の国際審判に登録
- 2016年(30歳) FIFA U-17女子W杯ヨルダン大会
- 2018年(32歳) FIFA U-17女子W杯ウルグアイ大会
- 2018年(32歳) FIFA 女子W杯
- 2019年(33歳) 1級審判員登録
- 2021年(35歳) Jリーグ(J3)で初主審(Jリーグ史上初女性主審)
- 2021年(35歳) 東京オリンピック女子サッカー開幕戦主審
- 2022年(36歳) AFCチャンピオンズリーグ(ACL史上初女性主審)
「はじめは、興味がなかった」と話していた山下さんですが、なんとも輝かしい経歴です!
毎年ステップアップしており、2019年の1級審判登録後は、「史上初」の快挙を次々と成し遂げています。
こちらがJFAの審判員の人数です。いかに狭き門をくぐり抜けているかがわかります!


そして、2022年W杯での「史上初女性審判」!!!本当にすごいですね。
印象に残っている試合
今大注目の審判、山下良美さんですが、過去のインタビューの中で、印象に残っている試合を2試合あげていました。
2015年、皇后杯の決勝戦。澤穂希選手の引退試合になった試合です。あの試合は、本当にたくさんのお客さんがスタジアムに来てくださって、テレビの向こうでもたくさんの人が観てくれて。日本の女子サッカーは2011年にW杯で優勝して盛り上がったんですけど、そこからもう一度、「これだけ人を集められるんだ」「これだけ注目してもらえるんだ」と思って。
やる気ラボ インタビュー
澤選手の引退試合で審判をやっていたとは!?澤選手といえば誰もが知っている国民的スター選手ですよね!
もうひとつは、2019年のフランス女子W杯です。W杯って、やっぱりとても雲の上のことだったので、まさか自分がそのフィールドに立てるなんて思ってもいなくて。入場する前のトンネルのところに立って、入場の音が聞こえてきて、それに合わせて観客がワーッとなって、それを聞きながら、なんだかゾクゾクっとして。
こちらもすごい大舞台です!国を背負うということの重大さを感じるコメントですね。
そして、この3年後の2022年には男子W杯ですから、山下審判にとって、また一つ「印象」にのこる試合が増えることはまちがいないでしょう!
審判としての努力がスゴイ!
試合中は、選手と一緒に走り回るため、1試合で10km以上は走るようです。プロサッカー選手は1試合平均10km走るようですので、場合によっては選手よりも走り回るわけですね!
Youtubeの「週一なでしこカフェ」でのインタビューで、山下さんがトレーニングについて語っていました。

体力維持のため、山下審判は、仕事の後に、毎日のトレーニングを欠かさず行っているとのことです。
どんなトレーニングをしているかと言うと、さまざまな能力が求められるため、「スピード」「スタミナ」「ファジリティー」「パワー系」と、満遍なくメニューを組んでトレーニングしているそうです。
選手と違って、審判は一人でトレーニングをすることが多いので、「孤独との戦い」とおっしゃっていました(笑)
また、審判は男女によってやること・求められることが変わるわけではないので、体力の違う男性の中で対等にわたりあっていくには、相当の努力をされているのだと思います!
まとめ:山下良美審判のwiki風経歴!サッカー愛と努力がスゴイ!
いかがだったでしょうか?
今回は、今話題のサッカー審判、山下良美さんの生い立ちや経歴などを調査してみました。
本当にサッカーに情熱を注ぎ込んできた方なのだなということがわかりましたね!
カタールW杯では、ぜひ山下良美審判の試合にも注目しましょう!!
