子どもに絵本の読み聞かせをしてあげたい!
だけど、「どんな絵本を選べばいいか」と悩んで、探して、この記事に辿り着いた人もいるのではないでしょうか?
この記事では、娘と一緒に年間1000冊以上の絵本を読んでいる筆者(パパ)が実践している、絵本の選び方・探し方を紹介します。
- 絵本を選ぶ基準と探し方
- 選書眼が身につく!図書館での絵本の選び方
- 何度も行きたくなる!本屋での絵本の選び方
- 世界が広がる!サブスク(定期購読)の選び方
絵本を選ぶ基準と探し方
絵本の選書については、多数の専門書などが出版されています。
「子どもの発達段階に合わせたものがよい」とか「低質な内容の絵本は避けるべき」など、いろいろ書かれているわけですが、そんなこと言われてもわからないですよね、、、普通。
結論、私は「何でも良い」と考えています。
大事なことは、絵本を「親から与えられる」ものではなく、「子ども自ら選ぶ」ものにすることだと考えています。
選んだ絵本が「お気に入り」になることもあれば、面白くなくて「失敗した」と思うこともあるでしょう。
この経験を積み重ねることで、絵本が好きになり、もっと面白い絵本に出会いたいと思う原動力になると考えています。
とはいえ、絵本の購入にはお金がかかります。欲しい物を全部買うことはできませんし、お金をかける以上、親としてはできれば失敗したくないですよね。
そこでおすすめしたいのが、「図書館」「本屋」「サブスク」の併用です。
我が家では、次のように子どもと一緒に絵本探しをしています。
- 2週間に1回「図書館」で絵本を探し、借りる
- 1週間に1回「本屋」で絵本を探し、買う
- 月に数冊「サブスク」で絵本が届く
「図書館」で選書眼を養い、「本屋」で経験を積み、「サブスク」を併用してプロが選んだ間違いない絵本も手に入れる。という方法です。
3年ほどこのやり方で絵本を探していますが、私の娘は図書館も本屋も大好きで、イベントのように楽しんでいます。
月に1回届くサブスクの絵本も、どんなものが届くか本当に楽しみにしていますよ!
ここからは、具体的な方法について紹介します。
選書眼が身につく!図書館での絵本の選び方
図書館で絵本を選ぶ時のポイントは次の通りです。
- 子どもの好きに選ばせる
- 借りる数を決める
- パパ(ママ)も好きな絵本を選ぶ
子どもの好きに選ばせる
図書館での絵本の選び方は簡単です。子どもの好きに選ばせればOKです。
むしろ、絶対に口出しをしないことが重要です。
子どもが理解できないような絵本を選んでも、幼すぎる内容の絵本を選んでも、絶対に口出ししません。
- こっちのほうがいいんじゃない?
- そんなの読めないでしょ
- それは赤ちゃんが読む絵本だよ
図書館ではただで何冊も借りられるのですから、大人が口をはさむ必要はありません。
子どもの好きに選ばせて、つまらなかったら、「ああこれはつまらなかった」と子どもが感じられればよいのです。
子どもが絵本を選べない場合は、親がいくつかピックアップして、その中から選ばせてあげてください。
その際も、最終的には「子どもが選ぶ」ことが重要です。
図書館では「今月のおすすめ」などの棚がある場合もあるので、そこから選んでもOKです。
借りる数を決める
借りる数を決めておきましょう。図書館の貸出数には上限があるので、「上限まで」でもOKです。
貸出上限が多い場合(20冊など)は「10冊まで」のように借りる数を決めておきましょう。
借りる数を決めることで、借りたい絵本がたくさんあった場合に「悩む」ことになります。
悩んだ結果、「つまらない絵本」を選んでしまうかも知れません。
この経験の積み重ねが、選書眼を養うことにつながります。
また、落選した絵本は、次に図書館に来た時に借りるようにすれば、次に来る楽しみが増えます。
図書館で絵本を借りる際は、「読みきれるかどうか」は気にしないようにしましょう。大人でも、「借りたけど読まなかった」ということはありますよね。
子どももその時は「読みたい」と思っても、結局読めなかったということがあるのは当然です。
パパ(ママ)も好きな絵本を選ぶ
借りる絵本の中に、パパ(ママ)が選んだ絵本も入れてもらうようにしましょう。
パパ(ママ)自身が読みたい絵本を選んで、絵本探しを子どもと一緒に楽しむことも重要です。
このようにして、我が家では2週間(貸出期間)に1回図書館に行き、本を返却すると同時に新しい絵本を借りてきます。
繰り返していると、子どもが何度も何度も読む「ハマる絵本」に出会います。ハマった絵本は購入するようにしています。
インターネットで購入しても良いのですが、できれば本屋で購入することをおすすめします。その理由は次の章で説明します。
何度も行きたくなる!本屋での絵本の選び方
本屋で絵本を選ぶときのポイントは次の通りです。
- 本屋に行く日を決める
- 買う数を決める(1冊)
- 立ち読みは「絵だけ読む」
- おもしろそうな絵本を提示してあげる
- 最終決定は子ども
- パパ(ママ)も1冊買う
本屋に行く日を決める
週に1度や2週間に1度など、買いに行く日を決めるとよいでしょう。
我が家では、毎週金曜日に本屋に行くようにしています。
あくまで、「本屋に行く日」です。「買う日」ではありません。
本屋に行くことを習慣化することが目的なので、欲しい絵本がなければ無理に買う必要はありません。
まあ、大抵買うことになりますけど(笑)
買う数を決める(1冊)
購入する場合は、買う数を決めます。基本的には1冊がよいのではないかと思っています。
2冊までは絞れても、1冊に決めるというのはなかなか難しいもので、悩むときは本当に悩みます。
しかし、悩みに悩んで購入した1冊は、子どもにとっても親にとっても大事な1冊になります。
立ち読みは「絵だけ読む」
本屋で「パパこれ読んで」と言われたときは、「絵だけ読む」ようにしています。
良い絵本の基準の一つに「絵だけ読んでも内容がわかる」という基準があるのですが、立ち読みをする際はこれを実践してみることをおすすめします。
最終的に「絵だけ読んでも内容がわからん!」という絵本を選ぶ場合もあるでしょうが、それはそれで、子どもが選んだのだからOKです。
「絵だけ読む」でも子どもは満足しますし、大人も良い絵本を探すきっかけになります。
何より、読むより楽ですf^^
絵本探しは、大人が苦痛になってしまっては元も子もないので、これは超おすすめです。
おもしろそうな絵本を提示してあげる
本屋での絵本探しが図書館と異なる点は、大人が少しだけ干渉することです。
子どもは本屋に行くと、初めに目に入った本がほしいとなる場合が多いです。しっかり選ばないのです。
しかし、大人が「これはどう?」「こっちもおもしろそう」といろいろと提示してあげることで、子どもの興味が次々と移り、「どれにしよう」という悩みにつながっていきます。
この時に、図書館で借りてハマった本を見つけたらぜひ提示してあげてください。
それでも購入するのは1冊なので、他の本にするのか、ハマった本にするのか、子どもはさらに悩むでしょう。
私は、図書館とは違い「絵本の難易度」については口出しをするようにしています。
「ちょっと難しそうだよ」「それ赤ちゃんの絵本じゃない?」程度に口をはさみます。ですが「その絵本はだめ!」と否定はしません。
口を挟んだ結果、その絵本を選んだとしたら、それはそれで受け入れるようにします。
なるべくNGは作りたくないのですが、我が家では、本屋で絵本を買う際はNGを決めています。
- 赤ちゃん用の絵本
- アニメ絵本
- 絵本じゃない本
最終決定は子どもがする
最終的にどの絵本を購入するかは、必ず子どもが決定するようにしましょう。
しつこいのはNGですが、ある程度「本当にいいね?」とゆさぶるのはOKです。このときの真剣に選ぶ表情がとてもかわいいですf^^
こんなことをしているうちに、私と娘の本屋の滞在時間は1時間以上になることもざらです。
このように、定期的に本屋に行く日を決め、買う数を決めておけば、次に本屋に行くのが楽しみになります。
パパ(ママ)も1冊買う
ちなみに、たまにはパパ・ママが気に入った絵本を一緒に買うというのもおすすめです。
理由は図書館で選ぶときと同じです。絵本探しを、子どもだけのイベントにするのではなく、親も一緒に楽しみましょう!
私と娘は、毎回1冊ずつ買うようにしています。
サブスク(定期購読)の選び方
「サブスク(定期購読)」は絵本選びを強力にサポートしてくれます。
本屋や図書館に行く時間が取れない場合は、まずサブスクを検討するとよいでしょう。
しかし、絵本のサブスクも多くの種類があり、どれにすればよいか悩んでしまうのではないでしょうか。
私は、本屋や図書館に行く時間があるかどうかで選ぶことをおすすめします。
本屋や図書館に行く時間がないなら
定期的に本屋や図書館に行く時間がない場合は、「定番の絵本」が多くラインナップされているものがおすすめです。
定番の絵本は、多くの人に読みつがれてきている良書ばかりです。
「どんな絵本を読んでもいい」とは言いつつも、「良書」は積極的に読んであげるに越したことはありません。
ここで紹介する3つのサブスクは、以下の点でおすすめです。
- 定番や人気の絵本が多数ラインナップされている
- 0歳から小学校6年生までコースがあり長く楽しめる
- 大人向けのコースもある
公式サイトにラインナップが公開されているので、確認してみてください。金額は届く絵本によって毎月異なります。
絵本クラブ(絵本ナビ)
- 月額利用料:2000円~4000円程度
- 毎月届く冊数:2~3冊
童話館ぶっくくらぶ(童話館)
- 月額利用料:2000円~3000円程度
- 毎月届く冊数:2冊
ブッククラブ「絵本の本棚」(クレヨンハウス)
- 月額利用料:1500円~4000円程度
- 毎月届く冊数:1~2冊
本屋や図書館に行く時間があるなら
定期的に本屋や図書館に行く時間があるなら、本屋や図書館でなかなか出会えないような絵本がラインナップされているものがおすすめです。
とはいえ、絵本のサブスクは基本的に定番や人気の絵本がラインナップされているので、これはなかなか数が少ないです。
おすすめなのは、ワールドライブラリーパーソナルです。
ワールドライブラリーパーソナルは、毎月「世界の絵本」が届く唯一無二のサブスクです。
逆に言えば、日本人作家の定番絵本は一切届きません!
その代わり、本屋や図書館ではお目にかかれない1冊に確実に出会うことができます。
子どもの友達が遊びに来た時に興味をもってもらえたりするので、とてもおすすめです!
ちなみに、ラインナップには「しかけ絵本」も含まれているのですが、送料込みでこの価格は破格です。
もちろん、プロが選んだ間違いない絵本を確実に読みたい場合は、本屋や図書館に行く時間があっても、前述したサブスクを利用するのも効果的ですよ!
まとめ
子どもが絵本好きになる絵本の選び方を紹介しました。
我が家では娘が2歳の頃から3年ほど実施していますが、「図書館+本屋+サブスク」は最強の組み合わせです。
これで、子どもが絵本好きになるだけでなく、選書の悩みからも開放されます!
親子で、楽しく絵本探しをしてみてください!