都内で手軽に農業体験ができる、畑レンタルサービスの「シェア畑」。
近年、都内各所に続々とオープンしており、気になっている人もいるのではないでしょうか?
この記事では、都内某所でシェア畑を2年間利用していた体験談をレポートしたいと思います!
「やってみようかな?」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
シェア畑を始めたきっかけ
出典:シェア畑公式サイトより
子どもが保育園の年小クラスになったとき、保育園の送り迎えの道中に「シェア畑」が新規オープンしました。
シェア畑は何度か目にしたことがあり、興味はもっていました。
ちょうど、周りの友達がポツポツと習い事をはじめていた影響もあり、「うちでも何か始めてみようか」と相談していたところでした。
もともと両親ともに農業体験に興味があり、「小さい子どもでも土いじりはできるだろう」「変な習い事よりよい体験になるだろう」との考えから、シェア畑を始めることにしました。
狭いけど広い!?
場所によって、レンタルできる畑の広さが異なるようなのですが、我が家のレンタル畑は3平方メール(たたみ2畳分くらい)のスペースでした。
最初、説明を聞きに行って初めて畑を見たときは「せまっ!!!」と思いました(笑)
ですが、畑なんて初めてだし、野菜を育てたこともありません。
これが本当に広いのか・狭いのかの判断もつかないので、とにかく勢いで始めてみることに!
実際に耕してみると、これが結構重労働です。
狭いように見えた畑が、耕し始めるとたった3平方メートルでも結構大変です。
耕して、苗を植えられる状態を作るのに、しっかり半日ちかくかかりました。
子どもは、はじめは一緒に土いじりをしていましたが、途中で離脱。苗を植えるタイミングで戻ってきてもらいました(笑)
ちなみに、クワなどの農具はすべて無料で貸してくれます。苗や種などももらえるので、月額料金以外にかかる費用はありません。
手ぶらで行けるサポート付き貸し農園【シェア畑】ほぼ自動で育つ
さて、苗を植えてしまうと、実はここからは野菜はほぼ自動で育ちます。
もちろん、いろいろとやることはあるのですが、毎日水を上げたり、世話をする必要はありません。
1週間に1回程度様子を見に行くくらいで、ぐんぐんと育っていきます。
毎日、あれこれ世話をしたい人には、ちょっと物足りないかもしれませんf^^
その間やることは、スタンプ集め。
スマホアプリで、1日1回「来園スタンプ」を集めることができます。集めたスタンプの個数に応じて、軍手や顕微鏡などのアイテムと交換してくれます。
我が家では、毎日保育園の帰りに畑に寄って、スタンプをためていました。
5月に植えた野菜は、ぐんぐん育つので見ていて楽しいです。
子どもと一緒に、「昨日よりも大きくなった」「葉っぱが増えた」と日々の変化を観察するのはとても楽しい体験でした。
月に1度の講習会で初心者も安心
ほぼ自動で育つ、といっても、肥料を追加したり、虫や鳥よけのネットを掛けたりと、色々と世話をすることはあります。
きちんと育つように剪定をしたりする必要もあります。
このあたりは、時期ごとに開催されている講習会に参加すれば、アドバイザーが手取り足取り教えてくれるので安心です。
こちらは講習会の様子です。
基本、毎週土日に開催しているので、都合の良い日程の講習会に参加すればOKです。
他の参加者がいないと、マンツーマンで教えてもらえるということもあります。
ちなみに、我が家ではパパが講習会(1時間程度)に参加、実際の作業時に子どもとママが合流という感じでした。
菜園アドバイザーが教えてくれる【シェア畑】待ちに待った収穫は超楽しい!
初年度はミニトマトときゅうりを育てていたのですが、収穫はとても楽しかったです。
育つのが早く、次から次へとミニトマトときゅうりができるので、食べるのが大変でした。
毎日、保育園帰りに収穫していたので、一時期我が家の食卓は毎朝晩、ミニトマトときゅうりでした。
収穫は子どもにとってもとても楽しいようで、ついつい採りすぎてしまう!ということも。
そんなときは、近所や祖父母におすそ分けをしていました。
このひと夏に関しては、スーパーできゅうりとミニトマトを買うことはありませんでした。
とにかく、めちゃくちゃ採れます。
秋冬野菜も意外と育つ
夏野菜が終わると、秋冬の野菜を植えます。
大根やレタス、枝豆などを育てましたが、これが夏野菜とまた一味違って楽しいのです。
秋冬の野菜は葉野菜が中心で、虫が付きやすく、害虫との勝負。夏野菜より手間がかかります。
頻繁に畑に通って、葉っぱが虫に食われていないかをチェックしていました。
子どもにとってはこの「虫探し」が意外と楽しかったようで、「虫を見つけては持ち帰って育てる」というちがった楽しみ方もしていました。
農業体験をすることで、野菜と触れ合うだけでなく、虫と触れ合うという体験ができるのも、シェア畑の良いところだったなと実感しています。
10月~11月頃には収穫が終わりますが、その後も、本格的に寒くなるまでは葉野菜を育てることができます。
茎ブロッコリーを育てていたのですが、これは2月頃まで長く楽しむことができました。
とはいえ、やっぱり冬は育ちにくいです。
12月~3月頃までは、春に向けて土を休ませる時期ということで、ほぼ冬眠状態でした。
このあたりがちょっとお金がもったいないと思うかもしれません。
無農薬野菜を栽培するなら【シェア畑】やってよかったと思うこと
結果的に2年間シェア畑をレンタルしたわけですが、やっていてよかったと思うことのほうが多いです。
すべてがシェア畑の影響だったかどうかはわかりませんが、我が家の子どもにはこんな影響がありました。
- 野菜好きになった
- 土を嫌がらない
- 虫を怖がらない
- 食べ物に興味を持った
- 家庭菜園のきっかけに
野菜好きになった
もともと野菜が嫌いだったわけではないのですが、5歳になった現在でも野菜に全く抵抗がありません。
トマトやきゅうりだけでなく、ブロッコリーやオクラなども大好きです。
もちろん嫌いな野菜もありますが、大抵の野菜は抵抗なく食べてくれます。
土を嫌がらない
シェア畑を始める前は、公園の砂場で土いじりをするのが嫌いでした。
実は畑レンタル当初は、土にさわるのに抵抗があった我が子ですが、やっているうちに楽しくなっていったようです。
日々、畑に通っているうちに、土をさわるのに抵抗がなくなったようです。
保育園でも野菜や稲を育てていますが、「率先して畑仕事をしてくれる」とほめられました!
食べ物に興味をもった
食べ物、特に野菜に興味をもったように感じています。今でも、スーパーにいくと「これは育てたことがある」「これは野菜じゃなくてくだもの」など、体験したことをもとに会話をしています。
同じ野菜でも色々な種類があったり、色や形が違うものがあることなど、とても興味深いようです。
こないだはこっちの赤いトマトを買ったから、今日は黄色いトマトを食べてみたいなど、色々な野菜に興味を持つきっかけになりました。
家庭菜園のきっかけに
我が家では、他の習い事を始めたということもあり、シェア畑のレンタルは2年でやめてしまいましたが、野菜を育てることは継続しています。
家でプランター菜園して、夏・秋・冬と色々な野菜を育てて楽しんでいます。
野菜を育てることに興味をもったようで、「今度は何を育てたい」「自分で苗を植えてみたい」など、いろいろと意見をいったり、手伝ったりしてくれるようになりました。
こんな人は辞めておいたほうが
そんなわけで、いろいろと学びの多かったシェア畑での農業体験ですが、「野菜代を浮かしたい」という目的の人は辞めておいたほうがいいです。
まったく安くないです。
コチラの記事では、都内のレンタル料金一覧と、区民農園との比較をしているので参考にしてください。
収穫した野菜の値段を計算しようとすると、「もったいない」「コスパが悪い」と思ってしまうでしょう。
ですが、体験・習い事として考えられるのであれば、コストに見合った体験ができたのではないかと思っています。
「どうしよう?」と悩んでいる人は、説明を聞きに行ってみることをおすすめします!
特に、「子どもの教育にいいのかな?」と考えている人にとってはとてもおすすめです。
かなり人気のあるサービスなので、地域によってはあっという間に埋まってしまうこともあります。
私がレンタルしていた畑も、オープンから1ヵ月でほぼすべての区画が埋まってしまいました。
オンライン説明会も行っているので、迷っているなら、すぐに申込することをおすすめしますよ!
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